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ツアーは数日前に決定した
私達のフェアウェル・パーティーのメニューは昨夜とほとんど変わらなかった。アメリカどの最後の晩餐は、アメリカ的にカントリーでも聴きながらというのが理想かもしれないが、やはり私達にとっては居酒屋風のこの店が落ち着く。「すべての行程が済んだ。これで日本へ帰れる」という気持ちが橋本氏、一瀬氏、福井氏、そして私の心の中にあった。バドワイザーで乾杯し、お酒を飲み交わし、寿司、鍋など肴が運ばれてくると、どこにこんな元気があったのか、10日間の旅の疲れも微塵とも見せず、「反省会?」がはじまった。 |
福井氏と私は血液型が同じでAB型で、お互い引き合うところもあり、顔色をうかがいながら牽制しあうところもある。仲が悪いというのではない。どちらかと言うとよく似ているのかもしれない。だから福井氏の見解は私も同感である。一瀬氏は、数年に1度か2度、アメリカに限らず海外事情を見聞することは、日本というものを静観でき、同時に業界、会社までも別の角度から観察できる。だから「今回のスタディツアーはプラスになると思いますよ」と。 7時50分、ロビー集合。シカゴ発10時10分シアトル経由成田行のUA143便に乗る。成田着11月10日、午後4時40分、JL434便に乗り換え伊丹着8時15分。入国手続。・・・アメリカスタディツアーも終楽章のコーダに入る。 |