30 | |||||
---|---|---|---|---|---|
鉄管、鋳鋼などの倉庫はステンレスの比ではなく、鉄パイプの倉庫は野球が十分にでき、突き合わせ溶接などの継手や鋳鋼・鍛鋼のバルブなどの倉庫は、ゴルフのロングホールがとれるほどの広さであった。 スクラップ寸前のバルブだけでも300〜400台はあった。仕入れ担当重役のドビン氏も最近は若い人達に仕入れや在庫管理を任せているという。まだ再生できるバルブをもスクラップダウンをしてしまうので、時々当惑することがあるという。実際、倉庫の一画にはサビを落とす装置があり、化粧をし、商品化してから納品すると言われる。ドビン氏に「まるで娘の嫁入りのようですね」と言うと微笑んでいらっしゃった。日立金属の鋳鋼のバルブも在庫されており、私達もハヤシ氏と倉庫を回っていて鼻が高かった。ドビン氏もハヤシ氏のことは"Nice Guy"であると言われていた。 |
オフィスに戻ると、エクソン社から注文が入っていた。コンピュータがオンラインで直結されていて、プリンターに注文書が印字される仕組みになっている。エクソン社のウエイトはかなり高いようで、私達が通されて説明を受けた部屋は、エクソン社専用であった。 ニュージャージーの日立金属 私達の車は、さらにマンハッタンより遠ざかった。ニューアーク空港へ着陸する飛行機が正面の大空に見える。1機がハッキリ確認できるようになると、また1機の尾灯が遠くに見えてくる。N・Yには民間用の飛行場が3つある。私達が着いたラガーディア空港、ケネディ空港、それとこのニューアーク空港である。そのほか軍事用としてまだ2つあるといわれる。さずが世界の中心、ニューヨークである。 |