アメスタWEB版の制作を終えて
目次へ戻る 第6章の先頭へ戻る あとがきへ戻る 商工経済新聞社の記事抜粋
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  「アメリカ・スタディー・ツアー」WEB版の制作を終えたその日、ちょうど大阪組合のバルブ会館で会合があって、一瀬氏、福井氏とお会いした。私自身、気分は30代半ばに戻っていて、アメスタの雰囲気でしたので、会合が終わって福井氏に「16年前の『アメリカ・スタディ・ツアー』のWEB版をホームページに載せていますので、機会があったら見ておいてください」と言ったところ、福井氏曰く「あのスタディ・ツアーはほんとに青春でした。いい思い出で、何事もすべて刺激があった」と。確かに、今よりも十分若かったし、福井氏のおっしゃることは痛切に理解できる。
  40代の前半はさほど気にしなかったが、後半になって50の大台に接近するにつれ、年齢を意識するようになった。体力、集中力、持続力、記憶力などが、衰えつつあることを、何かの拍子に「ふむーッ」と感ずるときがある。壮年、熟年をスムース受け入れられるよう、軟着陸を望む一方で、「氣ー」だけは青年でありたいと心の底から湧きあがってくる。実のところ、創業80周年を記念の一環で思いついた企画であったが、本当はそうではなかったようにも思う。
  50歳から15年経てば65歳になる。ひと仕事を存分にして結果を自分の目で確かめられる期間である。時代の波に乗れば、2つ、3つの仕事はできるかもしれない。「まだ間に合うかもしれない。今なら」とそう思ったとき、壮年の血がさわぎ出した。
  ご愛読いただきました皆様、ありがとうございました。これからも相変わりませず、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
 平成12年4月20日
                            川 村 耕 一

☆ ご 意 見 箱 ☆


  「アメリカ・スタディ・ツアー」の全文をご愛読いただき、ありがとうございました。小生、16年も経って、たいへん新鮮な気持ちでリメイクしました。この拙本「アメリカ・スタディ・ツアー」のWEB版に関しまして、皆さんのご意見、ご感想がありましたら、メールをお待ちしています。




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