フォトン・ベルト Photon Belt

1996年12月20日 宇宙望遠鏡によるメイン・フォトン・ベルトの画像
  ロバート・ワイズ監督の『地球の静止する日』という映画があります。1951年製作の、このモノクロ映画は、いわゆる「宇宙モノ」のなかで、これまで作られたあらゆるタイトルを凌駕する上質の作品です。「静止する」というのは、ある日突然、電気に関係するあらゆる装置や製品が使えなくなるということです。家庭やオフィスの照明が消え、電気器具も使えなくなります。もちろん、クルマやエレベータを含む、すべての交通機関もストップします。
  もしこれが、昼間でなく夕刻だったら、30分でなく3日間だったら、そして日中でも太陽が見られず漆黒の闇が続くとしたら、あなたはどうしますか?この現象は、「ヌル・ゾーン(null zone)」といわれ、私たちの太陽系が、「フォトン・ベルト(photon belt)」に進入する際に起こる可能性のひとつとして、伝えられているものです。地球は既に部分的にフォトン・ベルトに進入していますが、これまでのところ、その現象は起こりませんでした。この先、完全にフォトンに浸るとき起こるのか、あるいはまったく起こらないで済むのか、流動的な要素があります。いずれにせよ、ヌル・ゾーンは、仮に起こるとしても、全体から見れば、これから地球で起こることの、ささやかな挿話に過ぎません。
  確かなことは、2012年には、太陽を回る地球の軌道の全体が、フォトンベルトに完全に入り込むことです。母なる地球は、それに際して、「3次元の衣」を脱ぎ捨てて「ガイア・アセンション」を達成し、新たなサイクルに入ります。「プラネタリー・クリーニング(禊ぎ)」が、その前提になるでしょう。人類を含む地球の全生命が、それと無関係に、これまでの営みを続けることは不可能です。これらは、地球の協力者たちを介して、「宇宙」から伝えられている膨大な緊急情報の一部です。この重大な事実が、「公式には」何一つ伝えられないことに、現在の人類が置かれている深刻な危機があります。注意してください。いつのまにか、「情報鎖国」の網がかかっています。あなたの未来にほとんど寄与しない「目くらまし情報」の洪水の中で、つかの間の安心感に浸っていないかどうかを、検証してください。
  フォトン・ベルトは、おうし座にあるプレアデス星団の最輝星「アルシオネ(Alcyone)」を基点とする末広がりの光のスパイラル上の一点で、太陽系が26000年かけてスパイラルと共に一周するときに遭遇する、巨大で精妙な光の帯です。この帯は、スパイラルの中心軸に重なり、太陽系の回転面に直交しているので、太陽を含む太陽系のすべての星は、26000年のサイクルのなかで、これに2回遭遇することになります。太陽系は、フォトン・ベルトを2000年かけて通過し、残りの11000年は「銀河の闇」を旅します。現在は、ちょうど「闇」を出て「光」に入る時期に当たります。本来は、これは、太陽系だけでなく近隣の宇宙も関係する、壮大な「宇宙の祭り」です。
プレアデス星団(写真と主な星の名称)

  太陽を回る公転軌道上で、地球が今回最初にフォトン・ベルトに浸ったのは、1987年の春分の前後、数日間だったとみられます。その後、年と共に浸る期間が長くなり、1999年から2000年にかけて、地球の軌道の半分が、したがって1年の半分の期間に及んで、フォトン・ベルトに浸ることになります。このとき太陽は、完全にフォトン・ベルトの中に入り、ますます深く進入していきます。地球は、公転軌道の関係で、その後も入ったり出たりを繰り返し、2012年の冬至には、完全にフォトン・ベルトの中に入ります。これによって、太陽系のフォトン・ベルトへの進入速度を計算すると、約 1400km/時となり、地球の公転速度(約10万 km/時)に比べてゆっくりしています。なお、アルシオネに連なるプレアデスの他の星、メローペ、マイア、エレクトラ、タイゲタ、セレノ、そしてアトラスなども、同様の摂理に支配されていますが、スパイラルの上部にあるので、「光」の期間は同じ2000年でも、「闇」の期間はずっと少ないようです。---「そのような話しは、とても信じられない」と思う方は、次を読んで下さい。
 
  現代の天文学でも、宇宙の広さ、したがって星と星との距離については、ほとんど推測の域を出ていません。或る程度信頼できる測量は、地球の公転直径を基線として、目標とする星を三角測量することです。これによって得られる「年周視差(三角視差ともいわれる)」は、最も太陽系に近いアルファ・ケンタウリ(ケンタウルス座α星: 4.4光年)でも、わずか0.745秒(1度の360分の1以下)しかありません。これは、500円硬貨の直径を基線にして、4キロ先の対象を測ることに相当します。当然、距離が離れるほど誤差が大きくなり、信頼できるのは、せいぜい200光年までです。それより遠い星については、基本的に、さまざまな理論と観測データを組み合わせた、「推測値」となります。「エール輝星表(第4版)」の総計9096個のうち、三角視差が分かっているのは、2466星(約30%)だけです。アルシオネ(おうし座η星)の距離は、”Sky Catalog 2000.0”では238光年、天文年鑑の1997年版では250光年、1999年版では330光年となっています。一方、プレアデス(散開星団 M45)の距離は410光年としています。
  これまでに距離を測定された恒星の半数近くが、主星と伴星の間にリズミカルな変動が観測される「連星」で、その一部は3連星またはそれ以上です(3個以上の星の力学的相互関係、いわゆる「3体問題」は、地球の科学では「解けない」ことになっています)。連星の数は、観測が進むにつれて増え続けています。さらに、星の「空間運動」の研究から、宇宙空間の共通の「集束点」に向けて動いている星の集団が、多数発見されています。代表的なものは、おうし座のヒヤデス星団ですが、それに加えて、おうし座のアルデバラン、ぎょしゃ座のカペラ、かに座のプレセベ星団(M44)、とも座のNGC2423散開星団なども、同じ集束点に向かっていることが明らかになりました(「ヒヤデス・スーパー・クラスター」または「拡張ヒヤデス星群」といわれます)。ヒヤデス星団とNGC2423は、空間的に3000光年以上も離れているのに、両星団に連携関係が認められるのです。わが銀河系(天の川銀河系)のすべての星が、銀河中心を、気が遠くなるような年月(太陽系は約2億4000万年)をかけて回転していることは既に観測されていますが、そのなかで、星々がローカルな連携を組んで、さまざまなサイクルを形成している、宇宙の実相の一部が解明されています。
  プレアデスの主な星は、はと座の方向に、太陽系に対して20km/秒の速度で動いています。一方、太陽系は、天球においてその正反対(ヘラクレス座)の方向に20km/秒の速度で動いています。これは、アルシオネのスパイラルにおいて、両者が反対の位置にあると考えれば説明がつきます。いずれにせよ、宇宙を航行する手段を持たない地球人類は、すべてを地球からの観測に頼るしかなく、また、宇宙観や観測技術のレベルの問題もあります。したがって、宇宙の真実を、地球の科学に準拠して説明することは、おのずから限界があります。その範囲から導かれる「推測」が、地球では今のところ「科学的に正しい」こととされているのです。
  ところで、地球の自転軸の向きは、26000年周期で回転しており、これは歳差運動といわれます。また、古代マヤ人も26000年の暦を持っており、彼らが残したマヤのカレンダーは、2012年12月21日が、この世界の最後の日になっています。フォトン・ベルトの26000年周期と合わせて、驚くべき「シンクロニシティー(共時性)」です。

[フォトン・ベルトの視覚的理解]

アルシオネにつながる光のスパイラル

フォトン・ベルトに入っていく太陽系

  フォトン・ベルトについて、宇宙科学の最先端を自認するNASA(アメリカ航空宇宙局)はどう見ているでしょうか。インターネットの「NASA科学者に聞く(Ask a NASA Scientist)」というページで、匿名の科学者が、感情的な否定論を掲げています(http://imagine.gsfc.nasa.gov/docs/ask_astro/answers/961025.html)。おそらく、論理的に説明しようとすると、ゴダード宇宙飛行センターのLHEA(Laboratory for High Energy Astrophysics)などで研究していることと矛盾するのでしょう。否定すればするほど、そうせざるを得ない「裏の事情」が透けて見えます。NASAが何を言うかは、気にしないでください。もうすぐ、すべてが明らかになります。
  フォトン・ベルトは特別なエネルギーなので、特殊な観測機器でないと直接的にはとらえることができません。とらえられても、結果が正しく伝えられることは、まず期待できないでしょう。しかし、太陽系がフォトン・ベルトに浸るとき起こるとされている現象の一部は、地球の科学者によって観測されています。
  1998年1月10日から11日にかけて、磁北緯88.9度のカナダ・ユーリカで、太陽のコロナ放射による、かつてない大規模なオーロラが観測されるとともに、観測機器に電磁的なデータが記録され、発生源や加速のメカニズムについての謎が深まりました。これは、1997年1月6日の現象に続くものでした。これに関連する、「磁北極の移動」については、最新のデータはありませんが、1994年に、北緯78.3度、西経104.0度に特定された時点では、移動速度が15km/年で、過去の10km/年から大きく変化していました。もし最新の状況を調べれば、さらに大きく移動しており、また磁力も変化している状況が分かるはずです。
  大気中の2酸化炭素の濃度が、毎年増え続けていることはよく知られていますが、ハワイ島のマウナロア山の観測データの分析で、1998年は過去10年間の平均増加率(1.4ppm)の2倍を超える著しい伸び(3ppm)を示したことが明らかになりました。従来の地球温暖化のトレンドとも異なる、この記録的な伸びの原因を、科学者たちは説明できないでいます。一方、1997-1998年のエル・ニーニョは、その強度と温度上昇の速度で、あらゆる予想を越えたものでした。1997年の6月から12月にかけて、東太平洋の赤道上の海水温は毎月のように記録を更新しつづけ、平年より4度も高い28ー29℃に達しました。そして、1998年の5月から6月にかけて、30日間に14度も急落して、突然エル・ニーニョは終息しました。この現象についての、明快な説明はありません。
  1998年は、世界中で、ありとあらゆる異常気象が頻発しましたが、それは、1999年も続いています。たとえば、アメリカでは1月に、アーカンソー、ルイジアナ、テネシーなどの各州で、暴風雪とともに169個の竜巻が発生し、1ヶ月の発生数として、圧倒的な記録を作りました。同時に、1月の竜巻発生数の新記録(過去の最高は52個、50年間の平均は15個)、1州での24時間内発生数の新記録、アメリカでの24時間内発生数の新記録なども生みました。「気象以外の何かの要因が関係しているに違いないが、もっと調べないと分からない」というのが、気象当局の説明です。

  フォトン・ベルトの影響は、三つの様相を持ちます。太陽はフォトン・ベルトの影響を受けて変化します。次に地球は、フォトン・ベルト自体と太陽の変化との、両方の影響を受けて変化します。そして地球の生命は、フォトン・ベルト自体と太陽の変化、そして地球の変化の影響をすべて受けます。敏感な人は、原因不明の体の変調を訴えているかもしれません。また、生物圏のドラスティックな変化に気づいている人も少なくないでしょう。
  さて、フォトン・ベルトの影響が本格化してきた現在、地球と人類が、どういう立場にあるのかを整理してみましょう。すべてが、完璧のタイミングで起こっていることに注目してください。「シンクロニシティー(共時性)」であり、「神の計画」です。

1.地球の技術文明が、人間の営みを支え続けることができない、瀬戸際のところに来ています(シリーズ第1部「混迷の星ー宇宙から見た地球」を参照)。
2.世界の政治・経済・社会システムが正しく機能せず、人間性の向上に寄与するどころか、社会における軋轢を増殖するサイクルにはまっています(シリーズ第1部「混迷の星ー宇宙から見た地球」を参照)。大人たちが、「狂気の沙汰」をやっていると、若者や子供たちは見抜いています。その路線の延長上に、自分たちの未来がないことを。
3.母なる地球(ガイア)は、高次のエネルギーレベルに上昇(アセンション)するために、既に急速な変貌を遂げつつあり、その過程で、地球の物理的汚染と人類のネガティブな波動の浄化を迫られています。
4.人類が、知的生命体として次の段階に進む準備として、「意識の変革」がじわじわと広がりつつあります。感情的な変化だけでなく、肉体自体の変化も進行していることが、いずれはっきり認識されるようになるでしょう。
5.高い波動のシステムに支えられる「新しい地球」への動きが加速するにつれ、低い波動のシステムに支えられた「現実の崩壊」が、じわじわと起こっています。
  これら全体が、フォトン・ベルトの摂理の中、後戻りのない「宇宙のプロセス」となっているので、個人、企業そして行政などの、ささやかな思惑と関係なく、事態は進行するでしょう。確かなことは、人類は「断崖絶壁」に立っていることです。しかし、未来の方向に霧がかかっているので、大多数の人は、その先にも同じ道が続いていると思い、これまでのパターンから離れようとしないのです。少し注意深く地球や世の中を見れば、「とても続けられない」ことは直ちに分かるはずですが、いま持っているものを失いたくないという気持ちが、見ようとする努力を抑えています。そして、「証明されていない」「分からない」という、言葉の保護膜の内側に逃げ込んで、安住の地を得たと錯覚しています。
  今のところ、「公表しない」「報道させない」「気づかせない」、という「謀略」はかなり成功しています。あなたが能動的に見ようとしないかぎり、何も見えない仕組みができています。あなたの代わりに見てくれる人は、誰もいません。自分で守らなければ、代わりに守ってくれる人は、誰もいません。あなたの目や耳を、行政やマスメディアに「預け放し」にすることは、絶対に避けてください。
  人類の「種としての存続」に最も関わりが大きいのは、「ガイアの意図」です。地下核実験を始めとして、ありとあらゆる人間の暴虐に耐えてきたガイアは、この段階でも、自分の目的だけのために急激な変動を引き起こすことを、ためらっています。それは、母の子供への愛です。しかし、「地球を原始に戻す」ことについては、ガイアと「神」との契約として、すでに決定されているようです。それ以外に、地球を浄化する手段がないことは、確かです(シリーズ第1部の「プラネタリー・クリーニング」を参照)。
  ガイアの葛藤は、「ガイア・アセンション」へのタイムスケジュールのなかで、限界に近づいています。現実にガイアは、すでに地下深くの高温のマグマを、大量に地表近くへ送り込んでいます。その熱が、前記の、急激な地球の異変の最大の原因です。その次に起こることは、そのマグマを、海溝や地表の断層から、あるいは火山の火口から吹き出すことです。かつて経験したことのない、大規模な地震や津波が、それに伴なうでしょう。
  「銀河同盟(宇宙連合)」は、このような事態のすべてを、正確に把握しています。そして、宇宙の孤児になってしまった地球人類が、自分たちと同じ歴史を共有する、宇宙の兄弟であることも知っています。地球の兄弟たちの目覚めとアセンションの達成、そして再統合(Unity)の実現のために、最大限の支援をするべく、いま地球の近傍の宇宙空間に、大規模な部隊を展開しています(波動のレベルが違うため、通常は、地球からは見えません)。
  しかし、本格的な「地球変動」が起こる前に、大量着陸を敢行して全人類を救助し、「教化」の過程を経て、全員が地球とともに「アセンション」できるように支援する---という、「銀河同盟」の当初のシナリオは、変更になったようです(完璧な準備が、既に完了していたようですが)。今度こそは、地球を「元の木阿弥(今の地球の姿の再現)」にすることは絶対に許さない、というのが「神」の強い意志のようです。「新生地球」では、全員の意識が、「宇宙レベル」に転換していなければなりません。そのためにも、やはり「禊ぎ」は避けられないということでしょう。したがって、救助が行われるとすれば、「激動」のさなかに行われることになります。
  大局的に見れば、これは、「フォトン・ベルト」を契機とする、「アセンション」のプロセスです。「宇宙大祭」であり、「千載一遇のチャンス」です。肉体の生を終えて生まれ変わることはいつでもできますが、肉体を持って「アセンション」を達成し、「本来の自分」に戻るチャンスは、今しかありません。幸い、地球人のレベルは、宇宙で「ドン尻」ではないようです。それにもかかわらず、今回の地球の「アセンション」が、「最も困難な移行のひとつ」だといわれるのは、なぜでしょうか?
  「祭り」が近づいているのに、「公式の」準備は何一つされておらず、祝う気分も広がっていません。それどころか、「祭り」があることさえ、ほとんどの人が知らない有り様です。その理由は、もうお分かりだと思います。そのなかで、あなたが、「祭り」の準備をするプロセスを考えてみてください。親族、友人、そして仕事の仲間など、あなたの「利害関係者」と、認識のレベルや人生の思惑が一致することは、まず期待できないでしょう。また、「宇宙の知的生命体」については、一般に、完全な認識の欠如、もしくは根強い恐怖感があります。『インデペンデンス・デイ』のような映画が、それを煽っています。「宇宙人」による誘拐(アブダクション)があったことも事実です。
  宇宙における「ポジティブ(な知的生命体)」と「ネガティブ(な知的生命体)」の戦いは、「ポジティブ」の完全な勝利に終わり、「ネガティブ」は一掃されました(この地上では、そうではありませんが)。したがって、大規模な宇宙からの働きかけは、すべて慈悲に満ちた私たちの兄弟によるものです。それを知っていても、上空からの呼びかけに、あなたは即座に応じられるでしょうか。まさにその時、そうさせまいとする「逆宣伝」や「陽動作戦」が、行われる可能性もあります。また、「銀河同盟」は、銀河のさまざまな星々からの混成部隊です。知的、精神的レベルは高くても、地球人と同じ外見の種族は少ないことを頭に入れておく必要があります。事前の「顔見せ」ができないのが、現在の不幸な状況なのです。
  「アセンション」は、地球(ガイア)とともに「次元上昇」することですが、タイミングが良ければ、おのずから「地球変動」を回避することにもなります。つまり、ガイアの波動の上昇に合わせて、自分の波動レベルを十分に高めておけば、3次元の世界で何が起こっても、あなたの肉体には関係がありません。したがって、「救助」を当てにする前に、まず取り組むべき課題がこれです。「救助」にしても、「激動」のさなかには、宇宙船の「着陸」は考えられず、上空から「浮揚光線(levitation beam)」によって引き上げる形をとるでしょう。このとき、光線の波動レベルに適応できないと、浮揚できないことになります。その前段階で、少なくとも「地球変動」の「第一撃」を生き延びる、「サバイバル」の工夫も必要でしょう。「天は自ら助くる者を助く」です。3次元の肉体のまま、地球変動の全過程を潜り抜けて、「原始に戻った」地球で生き続けることができる可能性は、ほとんどゼロでしょう。
  以上の筋書きは、「地球人の覚醒」つまり「意識転換」が、今後急速に進めば、その一部が修正される可能性があります。人類の一人一人の意識の状態は、完全にモニターされています。それによると、「気づき」は、1997年8月に20%を超え、その後も順調に増えているようです。「意識が結果を創る」というのは真実です。それが実現することを信頼しさえすれば---。概して人は、良い結果の実現よりも、悪い結果の実現を「信頼する」傾向があるようです。不安は、それにふさわしい現実を引き寄せます。クルマを運転しているとき、ちょっとした悪い結果が起こることを、強く意識してみてください。たちまち、「協力者」が現れたり、お膳立てが整って、それが実現することが分かるでしょう。この「物理法則」を、ポジティブな方向に活用しない手はありません。
  できるだけ、自然に浸り、大地に「グラウンディング(grounding)」することが望まれます。何か行動を起こす場合は、逃避でなく、現状よりレベルアップする方向に、前進してください。そして、いま起こっていることの巨大さを楽しみましょう。